クビサ、WRCのトップレベルに挑戦

今季はWRC2で印象的な走りを見せたロバート・クビサがウェールズ・ラリーGBにて正真正銘のシトロエンDS3 WRCを駆る。

ラリー・ド・フランスで勝利したクビサとコドライバーのマチェク・バランは、今月末に開かれるスペインラウンドで2位に入ればWRC2のタイトルを手にすることができる。ここまでの成功の報いとして、クビサはシーズン最終ラウンドであるウェールズ・ラリーGBにてアブダビ・シトロエン・チームからWRCのトップレベルでの戦いに参加できることになった。

ウェールズで完全なWRCマシンをドライブするという決断は当初の今季プランになかったものの、この機会を退けることはできなかったとクビサは言う。

「ワークスチームでのこのスポット参戦は僕にとって素晴らしい機会だ。だけど、同時に巨大なチャレンジでもある。ウェールズ・ラリーGBは僕のオリジナルのプログラムにはなかったので、この貴重な経験を持つことができてとてもハッピー。この機会に、これを可能にしてくれた今季のパートナーたちに感謝したい」

シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンはこうつけ加えた。

「ロバートとの話し合いで、われわれは彼がWRC2のタイトルを勝ち取れば次のカテゴリーに進むことで合意した。現状では彼がタイトルを決めていないのは真実だが、たとえ彼がスペインで勝利しなかったとしても、成功に満ちたシーズンを送ったことに変わりはない。したがって、彼は完ぺきにウェールズ・ラリーGBに参加する資格がある」

「彼のモチベーションとプロフェッショナルな態度からすれば、彼が好結果を狙えるのは間違いない」

2011年にラリーのアクシデントで命をおびやかすクラッシュを喫して以来、クビサがフルシーズンの参戦を果たすのは今年のWRC2が初めてのことだ。クラッシュで負ったケガによりF1キャリアは保留せざるを得ず、完全復帰ができるかどうかはいまだ分からない。

しかしながら、WRC2への参戦からはポジティブな兆候が見て取れ、クビサは今季のチャンピオンであるフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェをはじめとした最高のドライバーたちとバトルを演じている。


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