2014年からF1では最終戦のみ通常の2倍のポイントが与えられることが決まった。これはタイトル争いを最後まで長引かせることを狙った変更だ。
最終戦のダブルポイントに関し、9日、F1ストラテジー・グループおよびF1コミッションの会合において合意がなされた。
先週行われたFIA世界モータースポーツ評議会会合において、今回に限りF1ストラテジー・グループおよびF1コミッションに規則変更に関する権限を与えるという決定がなされたため、この変更は自動的に来年のレギュレーションに組み込まれることになる。
FIAの声明によれば、最終戦に与えるポイントを2倍にするという変更は「シーズン最後まで選手権に対する集中を最大限に維持するため」合意に至ったということだ。
これはドライバーズ、コンストラクターズ、両選手権に適用され、最終戦の勝者には50ポイント、2位には36ポイント、という具合にトップ10までに与えられるポイントが2倍になる。
ちなみにこのシステムがここ数年のシーズンにもし導入されていれば、2012年にはセバスチャン・ベッテルではなくフェルナンド・アロンソ、2008年にはルイス・ハミルトンではなくフェリペ・マッサがタイトルを獲得していたことになる。