飯伏幸太が、史上初のDDT&新日本プロレス “2団体所属選手”に!! 10月14日両国大会で所属初試合!!

10月7日、新日本プロレス事務所にて、DDTプロレスリング所属の飯伏幸太が、今後はDDTと新日本プロレスリングの“2団体所属選手”となることが発表された。この会見には、飯伏幸太選手、DDTの高木三四郎社長と、新日本の菅林直樹会長も同席して、報告を行った。

■DDTプロレスリング・高木三四郎社長のコメント
「え~、本日はですね、飯伏幸太がDDTプロレスリング並びに、新日本プロレスリングの業界初、2団体所属の選手として今後、活動していくことになりました。その経緯をご報告させて頂きます。
 
まず、今年の9月に入った時期に新日本プロレスリングの菅林会長から、『飯伏幸太を新日本プロレスの所属選手にさせてもらえないでしょうか?』という話が我々のところにありました。ま、我々も急なお話でしたので、本人の意思を確認したところ、飯伏幸太は『DDTプロレスリング愛着を持っているので、それはできません』ということで、いったん、菅林会長には本人の意向もあってお断りさせて頂きました。

その話の中で、『なにかしらそういう部分での方法はないでしょうか』というお話がありまして、いろいろ話をしていった中で、菅林会長のほうより、『新日本とDDTの2団体所属になるという話は、どうでしょう?』というご提案がございまして、そのときに私も二団体所属というのはまず例がない話なので、興味を持ってしまったんですね。『これはおもしろいんじゃないか』とうことで。

そして、弊社としても飯伏幸太という選手の可能性をもっともっと広げてあげたい、という気持ちもありましたし。プロレス界の発展のために、業界全体で押し上げていくスターにしなければいけないんじゃないかと、いうふうに思いまして、プロレス界の発展という部分もあって、基本的に合意しました。詳細の部分なんですけど、それをもちまして、10月7日、本日より、飯伏幸太は株式会社DDTプロレスリングとは3年間の複数年契約を結びまして、株式会社新日本プロレスリングさんとは、1年間の単年契約ということで2団体所属で活動していく、ということになりました。

基本的にDDTの興業に関しては、ほぼ全戦出るんですけども、新日本さんにはビッグマッチを中心とした限定参戦になります。ハイ。ほかのですね、試合以外に関する話の部分に関しては、基本的にはDDTが窓口になる。ということで合意しました。
 
■新日本プロレスリング・菅林直樹会長のコメント
「ハイ。公式には、9月にはお願いしたんですけども、それ以前にもあくまでも非公式なんですけど、1対1ではなく、必ず第三者がいるところで、『そろそろウチに来ませんか? どうですか?』と誘いは、会うたびに言っていたんですが、このあたりで正式に飯伏選手の移籍を高木社長に打診しようと思いまして。先ほど経緯を話して頂きましたけども、結果的に二団体の契約と、こういうことになりました。非常に期待しております。これからの飯伏選手の活躍で新日本のリングがどういうふうに活性化されるか、非常に楽しみであります」

――これを受けて、10月14日の両国大会のカードが決定になったと聞いています。

菅林「ハイ。当初Xで発表していたところなんですけども、第4試合がスペシャル6人タッグマッチ、飯伏幸太 新日本プロレス所属第一戦ということで、飯伏幸太&本間朋晃&真壁刀義vsバッドラック・ファレ&カール・アンダーソン&プリンス・デヴィットというカードになりました」

■飯伏幸太のコメント
「え~、まず、この話を聞いたときに、凄いビックリしました。ボクはDDTが大好きなんで、やっぱ離れるっていうことは、ちょっと……全然考えなかったです。でも、2団体所属という話を聞いて、自分は新日本プロレスも大好きだし、高木さんに『やってみたら?』と言われて、受けることにしました。自分は、いつもプロレスを観たことない人、そういう人たちにもっともっとプロレスが広まればいいかなと。少しでもプロレス界にプラスになればいいかなと思ってます。がんばります! ……あ、あと菅林さんにお願いがあるんですけども、あの自分が出る試合に、中澤マイケルを毎回セコンドに付けて頂きたいんですが……。

菅林「それは……、いま初めて聞いたんで(苦笑)。却下…」

飯伏「ハイ。ダメですか?」
――ま、その件は、契約事項には入っていないということで(笑)。

※このあと、3者によって契約書へのサインが行われた。

■報道陣との質疑応答
――高木社長に伺いたいんですが、二団体同時所属ということは、今後は飯伏選手は、DDTと新日本プロレスにしか出ない、という考え方でよろしいでしょうか?
 
高木「そうですね。まぁ、基本的には、そうだというふうに思って頂いて構わないと思います」

――他団体からオファーがあったときは、両団体が話し合って決める?

高木「そうですね。基本的には、ハイ」

――では、飯伏選手が観れるのは、DDTと新日本だけと言っても構わない?

高木「そうですね。いまの段階では、そうですね」

――新日本さんのほうはビッグマッチ中心になると聞きましたが、かたち的にはいままでと変わらないですよね。そういう部分で、今後は具体的に何が変わるんでしょう?
 
菅林「ま、ビッグマッチでも出るときと出ないときがあったと思いますね。ただ、これからは優先的に、調整は必要なんですけど、試合数が増えるのではないかと考えています」

――所属となることで、いままで以上に飯伏幸太選手を出場させたいという気持ちが強かった?

菅林「そうですね」

――菅林会長、新日本プロレスに他団体の選手がいろいろ出ている中で、飯伏選手だけが異例のかたちで所属契約に至ったわけは?

菅林「やはり、可能性ですよね。あの~、試合を観る前も凄くいい評判、いい評価は耳に入ってはいたんですけど、新日本のリングに上がって、その活躍ぶりを見るにつれ、ライオンマークのジャージを着てリングに上がるのを見たいな、と思いました。一昔前でしたら、どこかの一室に呼んでですね、これぐらい札束を積んで、マンションの鍵をガチャッと置いてですね、引き抜きというのもあったんでしょうけど(笑)。いまは時代が違いますし、DDTさんとは信頼関係を築いてやってきたので、話し合いでということになりました」

――飯伏選手、今後、新日本の所属になって、具体的にどういう相手とやっていきたいですか?

飯伏「そうですね…。ま、闘ったことのない選手は、もちろん。みなさんやりたいんですけど。とりあえず、自分はいまはジュニアに絞ってというか。また、(プリンス・)デヴィット選手とか、しばらくやっていないので、やってみたいですね、ハイ」
 
――では、IWGPジュニアヘビーのベルトも狙っていく?

飯伏「ま、いきたいですね。ハイ」

――高木さん、新日本が単年契約で、DDTが3年契約というのは、どういう意図が?

高木「ま、意図と言いますか。基本的に、本人の意思を尊重したうえで、複数年というかたちが、一番DDTのファンの人たちにとっても、安心できる材料なんじゃないかなと思ってまして。当然、いままでと何が変わるかと言いますと、いままでとはたぶん変わらず。DDTのほうでは、ちょっと時には外れたような路上プロレスとかもやっていくでしょうし、新日本さんでは、新たな闘う相手を見出していくでしょうし。幅が広がるんじゃないかなと。一つには、そのへんファンの方を安心させたいという部分もあるんですけども」

――飯伏選手、DDTではどんな闘いを見せたいですか?

飯伏「ウン。基本的には、自分はもう変わらず。あの~、DDTでは、いま高木さんが言ったように、路上だったり、そういう部分もいままでどおりやりたいし。とくにスタイルが変わるとか、そういう部分はないですね」

――いま、新日本では、本隊、CHAOS、鈴木軍、BULLET CLUBがありますが?

飯伏「そうですねぇ。いまの段階では、まったくちょっと、ハイ。予想がつかないというか。とりあえず、全力で! やるだけなんで」

――菅林さんは、とりあえず、本隊の位置づけというか。
 
菅林「う~ん。まぁ、試合を組んでやってもらってからでしょうね。いろんな選手の思惑もあるでしょうし」

――先ほど、中澤マイケル選手を帯同させたいという話があって、断られましたが?
 
飯伏「妥当かなと」

高木「これはもう、今日出た話なので、菅林会長のほうと、今後はちょっと詰めたいなと。そのためであれば、中澤マイケルはいつでもウチは差し出す用意はありますんで」
 
菅林「どうですかねぇ~。じゃあ、変わりにキャプテンを…(笑)。キャプテンDDTとして……」

高木「あっ、それはおもしろいですね。キャプテン・DDTはちょっとアリですね。じゃあ、中澤マイケルのセコンド契約を結んで頂ければと思いますんで。そのへんはまたちょっとお話しさせて頂ければ。キャプテン・DDTはいいですね! イメージが浮かびました」

――二団体所属ということで、新日本さんのビックマッチの日とDDTのほうで飯伏選手のやりたい試合がバッティングする場合は、どうしますか?
 
高木「基本的には、そういうことのないように、我々のほうでスケジュールを調整して、被らないようにしたいとは思います。ただ、そこは、本当に調整の問題なので。どっちかと言えば、我々のほうがフットワークは軽いと思いますので」

――飯伏選手、巡業のほうは大丈夫ですか?

飯伏「…大丈夫です!」

――仮に中澤マイケルがいないときは、一人になりますけど。

飯伏「ハイ。それはもう、所属なんで」

高木「いや、そのときはうちが中澤マイケルのスケジュールを全部ぶっちぎって、やりますんで」

――以前、IWGPヘビーも狙いたいというお話もありましたが?

飯伏「その気持ちは変わらずなんですが、自分はやっぱりジュニアなんで、ジュニアでやっていきたいかなと思います。チャンスがあれば。余裕があれば」

――菅林さん、今後は飯伏選手のグッズとか、イベントとかも考えていく?

菅林「ハイ。商品展開もいろいろ会議にも上げていきます(笑)」


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