同門対決で引退試合、前田吉朗「粉砕する」

ムーンサルトプレス

2013年10月30日 23:28

12月7日(土)大阪・アゼリア大正ホールで開催される『PANCRASE 254』にて、吉武伸洋(パンクラス大阪稲垣組)の引退試合が決まった。

 吉武はパンクラス大阪大会でベストバウト賞を3回獲得した浪速のベストバウト男だが、7月14日の『PANCRASE249』試合後に引退を表明。その引退試合の相手として先輩である前田吉朗に対戦を直訴し、今回引退エキシビションマッチとして同門対決が実現することになった。

 エキシビジョンマッチという形ながら、両選手ともに通常の試合以上の真剣モードで臨むと宣言しており、緊張感みなぎる展開が予想される。

 初代パンクラスフェザー級王者&第3代DEEPバンタム級王者の前田は、「まさか後輩に喧嘩を売られるとは思ってなかったんで、ちょっとびっくりというか戸惑いはあります。エキシビションマッチという形になってますけど、吉武が売ってきた喧嘩なんで、介錯の意味も込めてしっかりと終わらせてやります。普段の試合となんら変わらん感覚で、むしろそれ以上にきっちりと粉砕するつもり、殺すつもりでいきます」とコメント。

 吉武は「吉朗さん、喧嘩を買ってくれてありがとうございます。ずっと同じ道場、同じ階級で目標にしてきた人と最後わがままを言わせてもらって対戦させてもらえる形になりました。最後に悔いが残らない相手を考えてたら、吉朗さんしか思い浮かばなかったです。5分1Rなんで見合ってる時間もないですし、僕が格闘技をやってきた9年間の最後の5分間、吉朗さんに全力でぶつかります。尊敬と感謝を込めて思い切り倒しにいきます」と、意気込みを語っている。

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