プロレスリング・ノア「Spring Navig.2013」最終戦となる31日の東京・後楽園ホール大会では、満員となる1700人を動員した。
メーンイベントでは、NO MERCYのKENTA、高山善廣、平柳玄藩組と、CHAOSの矢野通、飯塚高史、高橋裕二郎組が激突。GHCタッグ王者となった矢野&飯塚の反則攻撃と、裕二郎のお下劣なR指定マイクに、ノアファンの怒りが沸点に達する中、KENTAがGHCヘビー級王者としてエースの責任を果たそうとするも、いいところなく、平柳が裕二郎のぶっこ抜きジャーマンに完敗。不満げな顔で引き揚げたKENTAは、「あんなヤツらに締められるのは情けない。このまま終わるわけにはいかない。キッチリ排除する」と、外敵退治を誓った。
GHCジュニアヘビー級選手権試合では、王者・石森太二がリッキー・マルビンを辛くも退け、V2に成功。序盤にターンバックルへのパワーボムを喰らった際に首と右肩を負傷した石森は、精彩を欠くいたまま、何とか猛攻をしのぐと、レボルシオンで辛勝。だが、ダメージが大きく、防衛にも顔をゆがめたまま、無言で医務室へ直行した。
GHCジュニアヘビー級王者のマイバッハ谷口Jr.が素顔を公開。マイバッハ谷口との一騎打ちでマスクを剥ぎ取られたJr.は、自分が2007年に引退したSUWAであることを認め、「ノアにお世話になった恩返しに戻ってきた。自分はどう言われてもかまわない」と、主力選手が離脱したノアのために、6年ぶりの復帰を宣言した。