F1にドライバーのパーマネントナンバー制度が導入されることが決まった。チャンピオンには「1」をつける権利が与えられるが、それ以外のドライバーは自身が選んだナンバーをキャリアを通して使用することになる。
9日に開催されたF1ストラテジー・グループおよびF1コミッション会合において、ドライバーのパーマネントナンバー制を導入することで合意がなされた。
FIAはこの件に関してF1ストラテジー・グループおよびF1コミッションに規則変更を決める権限を与えていたため、この変更は自動的に規則に反映されることになる。
英AUTOSPORTは、パーマネントナンバー制は2014年から導入されると報じている。
1番をつける権利は現世界チャンピオンのみに与えられる。「ナンバー1は現ワールドチャンピオンのために確保され、もし彼がそれを選ぶなら使用することができる」とFIAの声明に記されている。
他のドライバーは2番から99番の中から自身のナンバーを選ぶことを求められる。複数のドライバーが同じ番号を選んだ場合、前年のランキングで上位に位置するドライバーに優先権が与えられる。
この提案がなされていることはすでに先月から報じられており、ドライバーが同じナンバーを使い続ける方が、現在のように毎年変わるよりも、マーケティング上のメリットがあるといわれていた。
若い番号をつけることが有利になるような場合がないよう、このアイデアをレギュレーションへ組み込む作業は、FIAのチャーリー・ホワイティングが行うことになっている。
F1では1996年から、前年のコンストラクターズ選手権の順位に従ってカーナンバーが決められるシステムが採用されていた。
2輪のレースではライダーたちはキャリアを通して同じナンバーを使用しており、たとえばバレンティーノ・ロッシは46番を使用、チャンピオンを獲得してもこのナンバーにこだわっている。
アメリカのモータースポーツでは、チームがパーマネントナンバーを使用している。