修斗王者・堀口がパンクラス王者・石渡との死闘をKOで制す

世界標準になりつつある金網・ヒジ打ちを採用しての総合格闘技大会「VTJ 2nd」が22日、東京・TDCホールで開催された。

 メーンイベントはUFC王者を目標にひた走る、修斗世界フェザー級王者にして“超新星”の異名を取る堀口恭司と、バンタム級キング・オブ・パンクラシスト石渡伸太郎による王者対決。
 試合は石渡が巧みなケージレスリングを見せ1Rからテークダウンを奪っていくが、堀口は倒されてもすぐ立ち上がり、石渡がテークダウンを繰り返しても削られず大幅な失速を見せない。そして持ち味である速い空手の踏み込みから強烈な打撃で石渡を襲う。
 石渡はラウンド毎にテイクダウンを奪っていくのだが、堀口に立たれ、跳ねのけられと決定的な場面まで持ち込むことができきない。
 しかし石渡も出血は見せながら堀口に決定打は与えることなく試合は最終5Rに突入。やや消耗の感じられた堀口だがタックルに出て、これに反応した石渡の手が下がったところですかさず右フック。これが効き、石渡がフラフラと後退すると、堀口は逃がさずにハイを交えた連打を打ち込み、本能だけで立ち続け反撃の拳を振るった石渡だが、レフェリーが試合をストップした。堀口が5RKOで熱戦に終止符を打ち、UFC出場をあらためてアピールした。

 大会後半では米新鋭選手を高谷裕之、所英男、宇野薫が迎え撃っての日米3vs.3対抗戦が実現。高谷こそダニエル・ロメロのダッシュ&強打を浴び1RKOに沈んだが、所は2Rにヒールホールド、宇野は3Rにスリーパーホールドを極めそれぞれ鮮やかな一本勝ち。対抗戦を2勝1敗で勝ち越しに導いた。

 次回「VTJ 3rd」は10月5日に大田区総合体育館での開催が決定。“秒殺女王”藤井恵の出場がいち早く決まり、藤井はこの大会をもって現役を引退することを発表した。


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