ウィリアムズがマッサと契約

ムーンサルトプレス

2013年11月14日 23:10

11日(月)、ウィリアムズが2014年のドライバーラインアップを発表し、来季はパストール・マルドナドに代わってフェリペ・マッサがバルテリ・ボッタスとコンビを組むことが明かされた。

今年9月、キミ・ライコネン(ロータス)のフェラーリ復帰が発表され、マッサは長年座り続けてきた跳ね馬のシートを失うことが決定。マッサ自身はF1残留を希望していたものの、将来の見通しは不確かなままの状態が続く。行き先に関してはいくつかのうわさが流れたが、マッサは2013年シーズンの閉幕を前に新たなシートをウィリアムズに確保した。

「ウィリアムズはF1において最も成功を収めたチームのひとつであり、常に重要なチームのひとつだ」と語るマッサは「子供の頃はいつも、ウィリアムズやフェラーリ、マクラーレンでレースをすることを夢見ていた。フェラーリに続いてF1の象徴的なもうひとつのチームと契約できることがうれしい。それに、これまで何人もの偉大なブラジル人ドライバーたちがウィリアムズのために戦ってきているから、このチームとは国としても強いつながりがある」と続けている。

「2014年は大規模なレギュレーション変更があるから、僕の経験がチームの助けとなり、難しい時期からの脱却につながることを願っている。モーターレーシングを始めた頃から、一年でこれだけ多くの新しいルールが導入された記憶はない。自分たちが適切な方向性を見いだせるよう、グローブの皆と取り組む準備はバッチリだ。加入したらすぐにハードワークをスタートさせるモチベーションは高いし、自分のキャリアの新たな挑戦を楽しみにしている」

また、フランク・ウィリアムズ代表は次のようにコメントした。

「2014年のドライバーラインアップを発表でき、またフェリペをウィリアムズファミリーに迎えられることをうれしく思う。彼は並外れた才能を持ち、レースコースにおいては真のファイターだ。新たなチャプターを始めるにあたり、貴重な経験ももたらしてくれる。バルテリはこのチームの重要なメンバーであり、モントリオールのトリッキーなコンディションで彼がその才能を発揮できたことにとても満足している。彼はまだまだこれからだ」

一方、ウィリアムズを去ることが決定したマルドナドは2014年のプランを明かしていないが、アブダビではいくつかの選択肢を検討しているところだと話していた。空席のあるロータスは財政問題を克服できればニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)と契約したいとの意向を示しているものの、まだ投資契約は発表されておらずマルドナドが起用される可能性も残されている。




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