ロータスF1の来季ドライバー、有力候補は3人
2014年のF1ドライバーラインアップに関して、現在ロータスに最も注目が集まっている。ロータスはロメイン・グロージャンを残留させ、ニコ・ヒュルケンベルグを新たに起用する可能性が高いが、フェリペ・マッサを選ぶ可能性もあるとみられている。
6月、マーク・ウエーバーが今季末でのF1引退を発表したため、レッドブルのセバスチャン・ベッテルのチームメイトに注目が集まった。
レッドブルはキミ・ライコネンとダニエル・リカルドのふたりを検討した結果、若手プログラムのメンバーであるリカルドを選択した。
その後、ライコネンがロータスに残留するのか、フェラーリに復帰するのか、関心が高まったが、今月、フェラーリはフェルナンド・アロンソのチームメイトとしてライコネンと契約したことを発表した。
メルセデスとマクラーレンにはドライバー変更はないとみられており、今一番の注目はロータスに集まっている。
ロータスは昨年、今年と優勝争いに絡む活躍を見せており、現在空きシートを持つチームの中で最も魅力的なチームであると、チーム代表エリック・ブーリエ自身も述べている。
「今、シートが残っているチームの中で我々は幸いにも最も魅力のあるチームという立場に立っている。そのため我々のチームと将来にとって何がベストなのかを確認してから発表するつもりであり、急いではいない」
2014年はレギュレーションが大きく変更されるため、チーム内の安定性は重要となるとみられる。これはグロージャンにとっていいニュースだ。
彼は今シーズンを通してパフォーマンスを向上させており、ライコネンに引けをとらない走りも見せている。
さらに、エンジンサプライヤーのルノーやオイルパートナーのトタルとのパートナーシップの上でグロージャンとの契約はメリットになるとも考えられる。
ブーリエはルノーとの関係を深めたいと述べており、タイトルスポンサー契約を望んでいるとも推測されている。
グロージャンが残留するとすれば、ライコネンの後任としてはヒュルケンベルグが有力だ。
しかし一方で、フェラーリを離脱するマッサもロータス入りを狙っている。
チームの関係者によると、現段階で最も可能性が高いラインナップはグロージャンとヒュルケンベルグだということだが、マッサが残りレースでいい結果を出し、さらに商業的にもメリットをもたらすと分かれば、状況は変わるかもしれない。
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