田中将斗、デビュー20周年記念試合で大谷に惜敗

ムーンサルトプレス

2013年05月07日 07:12

 4日のZERO1東京・後楽園ホール大会は「田中将斗デビュー20周年記念興行」として行われ、メーンイベントでは田中が大谷晋二郎とスペシャルシングルマッチで激突した。

 1993年7月にFMWでデビューし、米国ECWなどでも活躍。現在は新日本プロレスのNEVER王者として前日に防衛戦を行うなど、キャリアを重ねてますます輝きを増す弾丸戦士が、炎武連夢の盟友でありライバルである大谷と真っ向勝負を繰り広げた。

 得意の顔面ウォッシュで観客をあおったり、「勝負だ!」とエルボー合戦を呼び掛けるなど、主役のお株を奪う存在感を放つ大谷に対し、田中も負けじとテーブルクラッシュ、ラリアット、スーパーフライ、スライディングDといった大技を繰り出すが、最後はこの日2発目となるスパイラルボムにごう沈。メモリアルマッチを勝利で飾ることはできなかった。

 敗れはしたものの、自らをZERO1に導いた最大の要因である大谷に「いつまでも、強さの象徴、団体の象徴であり続けてください。オレは必ず、存在も実力もあなたを超えてみせる」と宣戦布告すると、次の25周年、30周年に向かって、ZERO1共々まだまだ突っ走り続けることを誓った。

 インターナショナルJr&NWAJrヘビー級王者の菅原拓也は、自ら挑戦者に指名した昨年の天下一Jr覇者ジョナサン・グリシャムに敗れ、ついに王座陥落。必殺技の十三不塔を阻まれ、シューティングスタープレスでボディーを撃ち抜かれて力尽きた。

 だが、菅原は休む間もなく、次の試合のセコンドに就くと、現インターコンチネンタルタッグ王者であるZERO64の曙&関本大介のパートナーに名乗りを上げ、NWFの外国人軍団と6人タッグで激突。「パートナーとして今後もやって行けるのか、本気が見たい」という曙の思いに応えて、体格的にも体力的にも圧倒的なハンディを負いながらも奮闘した菅原に、曙も「これからも一緒にやっていこう」と絆を深めた。

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